どんな切り出し方が正解? 職場に退職の申し出をするときのポイント

お役立ちコラム

「退職しよう!」と決意したものの、どのように職場に伝えたらいいかと悩んでいる方は少なくないと思います。
退職を申し出るのは誰でも緊張するものです。もしも切り出し方を間違えてしまった場合、辞めさせてもらえなくなったり反感を買ったりする可能性も考えられるので気をつけたいですね。

ここでは退職のスマートな切り出し方のポイントについて解説していきます。

まずは退職の話をする時間を確保しよう

退職への第一歩は、上司に声を掛けるところから始まります。忙しくない時間帯や就業後の時間を狙って「今ちょっとよろしいですか?」と声掛けをしましょう。メールで「お話したいことがあるのでお時間をいただけますでしょうか?」とアポを取るのもおすすめです。

上司を呼び止めたこの段階で、周囲に聞こえるように退職に関する話を始めるのはおすすめできません。いきなり退職の話をすると上司が身構えてしまい、スムーズに話が進まなくなってしまいます。また、他の社員に噂が広がり混乱を招く可能性もあります。退職の申し出は、上司と2人きりになれる場所に誘導してから伝えるのがベストです。

退職の意思をスマートに切り出す方法は?

上司に時間を取ってもらえたら、あらためて退職の意思を伝えます。このとき、「○日までに辞めたいと思います」とストレートに伝えると反感を買うこともあるので気をつけたいですね。
「突然で申し訳ないのですが」といった言葉でワンクッション置いてから「退職させていただきたいのですが」と切り出しましょう。

退職の意思をきちんと伝えることが大切

退職の申し出をするときに、言いにくいからと「退職を検討しておりまして」といったあいまいな言い方をするのは避けましょう。こういった言い方をすると、上司に「退職すべきか悩んでいる」と思われてしまいます。

特に、人員が不足している職場では「もうしばらく働いてくれないか」と引き止められ、そのまま退職できずに働き続けることになる可能性も考えられます。柔らかい言葉づかいを心がけつつ、退職の気持ちが固まっていることをアピールすることが大切です。

上司が退職に応じてくれない場合には?

意を決して退職の申し出をしたにもかかわらず、「退職は認められない」と断られてしまうケースもあります。こういった場合には退職届を提出するという方法もあります。退職届というのは民法627条に定められている、企業に対して一方的に労働契約を解除できる書類です。

しかし、一度断られた相手に対して退職届を出すのは勇気がいるものです。退職にあたって予期せぬトラブルが起きて自分で対処するのが難しい場合には、退職代行サービスに相談してみてはいかがでしょうか。

退職届

円満に退職できるのならばそれに越したことはありませんが、ブラックな企業に勤めていてスムーズに退職できないケースも少なくありません。
困ったときには退職代行サービスを利用するのがおすすめです。退職に関するさまざまな経験を積んできたプロに依頼すれば、安心して退職の手続きを進めていくことができますよ。

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