【退職金】

退職金とは

退職金とは退職時にもらえるお金のことを言います。もっとも、退職金そのものについては、法律の定めがなく、会社の就業規則に委ねられています。

退職金の制度は、大きく2つに分けられます。

退職一時金制度

退職時に一括して退職金が支払われる制度のことです。退職金規定をもとに支払われるため、規定が変わらない限り、必ず支払ってもらえます。

企業年金制度(確定給付年金、確定拠出年金制度)

退職後、一定の金額を年金として支給する制度のことです。

他にも、

毎月の給与やボーナスに退職金を上乗せすることで、前払いする会社もあります。

 

退職金の算出方法

年功型

企業に在籍した年数に応じて退職金の額があがります。

成功報酬型

退職時の役職や職業等級により退職金の額が決まります。

 

さらに、退職金の計算方法も会社ごとに異なります。

主に採用されているのは、3種類の方法です。

 

基本給連動型

退職時の基本給に勤続年数をかけ、さらに退職理由などに応じた係数をかける計算方法です。

別テーブル型

算定基礎額に勤続年数、計数をかける方法です。算定基礎額とは、退職理由や退職時の役職によって決まります。

ポイント制

勤続年数、役職、取得資格などに応じて与えるポイント数を決め、ポイントの合計にポイントの単価をかけて計算する方法です。

 

退職金の平均額・相場

勤続20年以上かつ45歳以上の退職者がもらった退職金の平均額は、

 

「高校卒(現業職)」1,128万円、

「高校卒(管理・事務・技術職)」1,673万円、

「大学卒(管理・事務・技術職)」1,941万円となります。

※厚労省から発表された「就労条件総合調査結果の概況」(平成25年)

 

もっとも退職金をもらえる退職理由は、早期優遇制度を利用して退職した場合だと言われています。

 

勤続年数が少ない場合の退職金の相場はどのくらいなのでしょう

こちらは東京都内の退職金平均なので、全国平均よりやや高めになっています。とはいえ、勤続年数に合わせて段階的に退職金の額が上がっていることがわかります。これは、勤続年数に合わせて退職金を支給する「年功型」の企業が多いためです。

※東京都産業労働局「中小企業の賃金・退職金事情(平成26年度版)」

退職金がもらえるかは就業規則の内容次第

就業規則や退職金規定(退職金についてだけを定めた規定)によって退職金をもらえることが定められている場合には、それに沿った額の退職金をもらうことができます。大枠については就業規則で記載し、細かい条件等を退職金規定で定めていることが多いです。

まずは、自分が退職金の支給対象にあたるかを確認しましょう。